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親の「お前も一杯飲んでみるか?」

20歳未満の飲酒のきっかけ

「お祝いだから」「一杯くらいいいだろう」など、子供にお酒を勧めたことはありませんか?実は、親など大人の勧めがきっかけでお酒を飲んだ20歳未満が多いのです。

大人が20歳未満にすすめない

20歳未満の者の飲酒の禁止に関する法律(正式名称「二十歳未満ノ者ノ飲酒ノ禁止ニ関スル法律」)は、20歳未満の飲酒を禁止するだけではなく、「親権者は20歳未満の飲酒を『制止』しなければならない」「営業者は20歳未満が飲むと知っていながら酒を『販売』、『供与』してはならない」と規定しています。この法律では、飲酒した20歳未満が罰せられるのではなく、周りの大人の責任が問われているのです。

しかし、実際には20歳未満が飲酒をすることに対して寛容な大人が多く、ごく軽い気持ちで「お前も一杯飲むか」「少しくらい飲めたほうがいいぞ」と、お酒をすすめてしまうケースも見られます。20歳未満が最初にお酒を飲むきっかけとしては、親のすすめが多いのが実情なのです。20歳未満の飲酒を防止するには、なぜ20歳未満がお酒を飲んではいけないのかについて、まず大人がきちんとした知識を身につけることが大切です。「少しくらいのお酒なら」という甘い考えが、子どもの将来を台無しにしてしまうことを、大人の責任として自覚したいものです。

先生のための「20歳未満飲酒防止」教育用ツール(ビール酒造組合制作)
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