宴会などでの強要
宴会を楽しむためにも、イッキ飲み、アルハラは絶対にやめよう
アルコール・ハラスメント
アルコール・ハラスメント(アルハラ)とは、「飲酒の強要」「イッキ飲ませ」「酔いつぶし」「飲めない人への配慮を欠くこと」「酔ってからむこと」など、お酒の席での嫌がらせ、迷惑行為のことです。
2013年に発表された研究(※)によると、飲酒に関係した何らかの問題行動の被害を受けた人の割合は、男性の38%、女性の26%、合計で31%でした。この割合をもとに、わが国の成人で被害にあった人数を推定すると、およそ4千万人ということになります。
アルハラが起こりやすい状況としては、上司や先輩など立場が上の人による強要、職場の宴席や大学生のコンパなど。場を盛り上げるためのイッキ飲みや、本人の体質や意向を無視して飲酒をすすめることはもちろん、飲めないことを侮辱すること、酔ったうえでの暴言・暴力もアルハラです。「お酒の席だから」という言い訳では済まされない、相手を傷つける人権侵害行為です。
参考文献: 社団法人アルコール健康医学協会「News & Reports Vol.13 No.2」
職場の人の飲酒が原因で困った経験
POINT
- イッキ飲みは急性アルコール中毒の原因になりやすく、体に負担をかけ、生命にかかわる危険な飲み方なので絶対にしない、させない
- アルハラは人権侵害行為であることを認識し、飲めない人へお酒を強要することは絶対にしない