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サッポログループ サステナビリティ重点課題を更新

新たに「自然共生社会の実現」と「責任ある飲酒の推進」を最注力課題として設定

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サッポロホールディングス(株)は、2025年1月にサッポログループ サステナビリティ重点課題(注1)を更新しました。当社はこれまで「事業による社会・環境への影響度」と「社会・環境による自社財務への影響度」をリスク・機会の側面から評価し、事業活動を行うにあたり特に重要と捉えて重点的に取り組む「サステナビリティ重点課題(マテリアリティ)」として、9項目を設定し取り組んできました。そのうち「脱炭素社会の実現」「地域との共栄」「多様な人財の活躍」を経営上最も注力する課題である最注力課題と位置づけてきました。この度、サッポログループを取り巻く社会情勢、事業環境の変化にともない、従来の最注力課題に加え「自然共生社会の実現」「責任ある飲酒の推進」を新たに最注力課題と設定しました。

今回の更新を通じて、サステナビリティ重点課題に関して「リスクの低減」とともに「企業成長に繋がる機会創出」の観点からも取り組みを進めていきます。サッポログループは、サステナビリティ方針「大地と、ともに、原点から、笑顔づくりを。」(注2)のもと、今後も環境保全に関する活動を一層強化しながら、取り組みを進めていきます。
(注1) https://www.sapporoholdings.jp/sustainability/policy/systems/
(注2) https://www.sapporoholdings.jp/sustainability/policy/view/

<サステナビリティ重点課題 更新のポイント>
■「環境との調和」
・カテゴリー内の「自然共生社会の実現」を新たに最注力課題と位置づけました。「大麦/麦芽の単位量あたりの窒素肥料の投入量、施肥最適化コミュニケーション」を指標に、新たな目標を設定しました。
・「循環型社会の実現」内にてPETボトル製品 再生材使用率に関して2030年までに「国内製造ワインPET再生材利用率50%」という目標を設定していました。2023年、7年前倒しで目標達成、また、2024年をもって国内製造のPETボトル入りワイン販売を終了したことから指標・目標の一覧の変更を行いました。
・「水資源の保全」内にてサッポロビール、ポッカサッポロフード&ビバレッジは2030年までに2013年比で10%削減に取り組むという目標を設定していました。本目標は2020年時点で達成し、継続して達成をしていることから目標を見直しました。水リスク調査を参考に、サッポロベトナムのロンアン工場における新たな「水資源の保全」に関する定量・定性の目標を設定しました。カナダ・スリーマン社において水資源保全と清潔な水へのアクセスを支援するための基金を設立する等、グローバルで水資源の保全に対する取り組みを幅広く進めていきます。

■「社会との共栄」
・カテゴリー内に「責任ある飲酒の推進」を組み込み、最注力課題と位置づけました。「ノンアルコール、微アルコールや低アルコール製品に対する取組み強化」を指標に、多様なお客様のニーズに応えていきます。

■「持続可能なサプライチェーン構築」
・「環境と調和」・「社会との共栄」・「人財の活躍」のすべてに関わる項目として位置づけました。サプライチェーンにおける「人権尊重」「環境負荷低減」「安定調達」の諸課題にグループ横断的に取り組みを進めていきます。


<サッポログループの取り組み>
〇脱炭素社会の実現
2024年に国際的環境イニシアチブである「RE100」へ加盟しました。当グループは2040年までに電力の100%実質再生エネルギー化します。主要会社であるサッポロビール(株)では、購入電力を100%実質再エネ化する計画を2030年から4年前倒し2026年までに実現することを決定しています。サッポロベトナムのロンアン工場に太陽光発電設備を導入するなど国内外で取り組みを進めていきます。



https://www.sapporoholdings.jp/sustainability/topics/detail/?id=9333
https://www.sapporoholdings.jp/news/dit/?id=9390

〇自然共生社会の実現 ☆新たに最注力課題に設定
TNFD(注1)情報開示フレームワークに基づく自然関連財務情報の分析を行い、2030年に向けた目標を新たに設定しました。調達規模が最も大きい大麦/麦芽のサプライヤーに対して、窒素肥料の投入量把握および施肥最適化に向けたコミュニケーションを進めていきます。









当社はかねてより生産者と直接コミュニケーションをとるシステムを採用してきましたが、2025年以降「フィールドマネジメント」という概念を新たに導入し、安全・安心・品質に加え、環境・人権・生産者支援という課題にも向き合っていきます。












140年以上の原料研究開発の歴史と技術から、気候変動への耐性とビールの旨さ長持ちを両立し、ビール産業の持続的な発展に貢献する次世代大麦「Dual-S大麦」を新たに開発しました。
https://note.sapporoholdings.jp/n/n72f5c91e8072?magazine_key=meee48e68242c










〇地域との共栄
「地域の価値向上」「自社リソースを活用した地域課題解決」をテーマに取り組みを推進してきました。サッポロビール(株)は長きにわたり培った飲食店との連携ノウハウなどのリソースを地域の活性に役立てるべく、地域創生の活動に取り組んできました。酒類を生業とする当社が培ったリソースを地域の持続的な発展に貢献すべく、また当社の事業活動にご支援をいただいた全国各地域への恩返しの意味を込め、これからも様々な地域の課題にともに向き合った活動を推進します。
https://www.sapporobeer.jp/news_release/0000017390/









〇責任ある飲酒の推進 ☆新たに最注力課題に設定
サッポログループは、お酒の特性を正しく理解し、アルコール関連問題に真摯に向き合い、解決に努めていくことが酒類事業を展開する企業グループとしての社会的責任であると考え、適正飲酒の啓発と不適切な飲酒の防止に取り組んでいます。2024年、海外事業会社も含むサステナビリティ実務者のサステナビリティミーティングにおいて「責任ある飲酒の推進」を取り上げ、国内外問わずグループ従業員の認識を合わせて、取り組みを進めていけるように体制を構築しています。















〇多様な人財の活躍
成長と生産性向上にむけた人的資本投資とダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)の推進に取り組んでいます。2019年に発足したがん経験者の社内コミュニティ「Can Stars(キャンスターズ)」は、社外発信による社会全体の両立支援の後押しも積極的に行っており、企業内がんコミュニティ立ち上げに関するガイドブックを作成・公開し、他社や社会全体へ呼びかける活動を行いました。また、サッポロビールでは2023年に男性育児休業取得率100%を達成しました。男性の育児休業取得は、積極的に育児に関わりたいという男性の希望を実現するとともに、女性側に偏りがちな育児や家事の理解と負担軽減を図ることができると考えています。これからも全ての従業員が働きやすい環境をつくり、多様な人財が活躍できる企業であり続ける為、取り組みを進めていきます。
https://www.sapporoholdings.jp/news/dit/?id=9393
https://www.sapporoholdings.jp/news/dit/?id=9273


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