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レモン由来の機能素材で顔のむくみ軽減効果を実証

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サッポロホールディングス(株)は、グループの注力する素材であるレモンにおいて、ポリフェノールのひとつである「レモン由来酵素処理ヘスペリジン」の健康機能として、「顔のむくみを軽減する効果」を臨床試験で実証しました(注1)。レモン素材で顔のむくみ軽減効果を検証したのは日本初(注2)となります。


本研究では「レモン由来酵素処理ヘスペリジン」を含む試験食品を2週間摂取した被験者で、同期間この成分を含まないプラセボ(注3)を摂取した被験者と比べて、顔や下腿のむくみを軽減する効果が認められました。


日本では、女性の7割以上がむくみを経験しており、さらに3人に2人以上がむくみに悩まされています(注4)。また、飲酒翌日の悩みでは、眠気、酒臭さに次いで4割以上の方が顔のむくみを挙げています(注5)。


サッポログループでは第一次中期経営計画で「グループ経営基盤の変革」を掲げ、R&D成果を生かした事業展開を進めています。「食」分野の拡大によるグループの成長を加速させるため、当社は本年2月4日にサッポロウエルネスラボ(株)を設立しました。「食」による社会課題解決をテーマに、新たな健康機能性に関する研究開発を進め、お客様の生活をより豊かにする健康食品および食品素材を提案していきます。


今回の実証においては、女性の社会進出に向け、その活躍をQOL(Quality of Life)の観点から、レモンなどの「食」で応援することを目指しています。同素材の他にも新たな健康機能性に関する研究成果を通じ、これらの価値のグループ企業内外への提案を加速するため、10月2日から4日まで開催される「食品開発展2019」(注6)への出展を予定しています。


◆「レモン由来酵素処理ヘスペリジン」による顔のむくみ軽減に関する臨床試験について

【標題】

健常な日本人男女を対象としたレモン由来酵素処理ヘスペリジンによる顔のむくみ低減効果の検証

―ランダム化プラセボ対照二重盲検クロスオーバー比較試験―

【方法】

日頃、顔のむくみが気になる日本人成人男女88名を対象に、ランダム化プラセボ対照二重盲検クロスオーバー試験(注7)を実施。半数には試験食品を、半数にはプラセボ(注3)食品を2週間連続摂取してもらい、摂取前と摂取2週間後の顔のむくみに関する自覚症状(VAS法(注8))、画像による肌状態や顔の体積、下腿体積およびふくらはぎ周囲径などを評価。

【主な結果】

試験食品摂取群はプラセボ(注3)群と比較して、摂取2週間後の一時的に自覚する顔のむくみや、夕方の下腿のむくみが解消されることを確認(解析対象:86名)。


(注1)東洋精糖(株)との共同研究。雑誌「薬理と治療」2019年47巻2号に掲載。

(注2)当社調べ(2019年9月12日時点)

(注3)外観・味などは同じだが、機能性関与成分を含まない食品。

(注4)当社調べ(調査期間: 2019年9月11日~13日、調査方法:Webのアンケート、調査対象:日本人男女20~50代、男性222人、女性872人 計1094人)。

(注5)当社調べ(調査期間: 2016年5月10日~12日、調査方法:Webのアンケート、調査対象:男女20~50代、家庭外で月1回以上酒類飲用者 計800人)。

(注6)食品開発展2019詳細:https://www.hijapan.info/

(注7)被験者、試験実施者いずれもが割りつけられた試験内容を知らない形で進められる試験。

(注8)Visual Analogue Scale の略で、痛みの評価などに使用されるコンセンサスを得られた主観評価方法。

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    顔のむくみを感じる(朝)(変化量)

  • 22.png

    ふくらはぎの周囲径左右平均(夕)(変化量)

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