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アルコール代謝の仕組み

アルコールを分解するのは肝臓の役割

アルコールが分解される仕組み

お酒の主たる成分はアルコールと水です。お酒を飲むと「酔った」状態になりますが、このとき体や脳に影響を与えているのはアルコール(エタノール)です。お酒を飲むと、アルコールは血液に溶け込んで肝臓に運ばれ、処理されます。肝臓が処理できるアルコールの量には個人差がありますが、体重60~70kgの人で、1時間に5~9gくらいです(久里浜アルコール症センターの実験による)。

アルコール代謝の経路

アルコール代謝の経路

酔いからさめるのにかかる時間

下図は、お酒に強い中年男性がビール350ml缶を1、2本飲んだ場合の、血中アルコール濃度の変化を示したグラフです。アルコールが体内に入ってから30分後に血中アルコール濃度はピークを迎え、ビール350ml缶1本に含まれるアルコールが完全に抜けるまでには約2~3時間かかることがわかります。しかし、代謝時間には個人差があるため、何時間経過すれば必ずアルコールが抜ける、ということは一概にはいえません。

血中アルコール濃度の変化

血中アルコール濃度の変化

POINT

  • お酒が楽しく健康的に飲めるのは、アルコール血中濃度0.1%程度まで
  • 酔いの進み方には個人差があるため、自分にとっての酔いの状態を把握しておくことが大切
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