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飲酒運転・お酒の強要

飲酒運転は絶対だめ

飲酒運転は絶対だめ

「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」の鉄則を忘れずに

飲酒運転による交通事故件数は、徐々に減少しています。理由としては、道路交通法が改正されて罰則が厳しくなってきていることや、飲酒運転根絶への意識が世間で高まっていることが考えられます。

飲酒によって低下する脳の働き

アルコールは大脳機能を麻痺させます。それによって理性が失われて気持ちが大きくなりがちで、なんとなく「大丈夫だろう」という意識になったり「明日も車が必要だから」などと自分に都合のよい理屈をつけて、ハンドルを握ってしまいがちです。

そして、車の運転には的確な判断と機敏な動作が求められますが、お酒を飲むと注意力や判断力が低下します。アルコールの作用で危険に対して反応が鈍くなったり、操作ミスをおかしやすくなり、事故につながります。

アルコールの量がどんなに少なくても、脳には確実に影響が及んでいます。一滴であっても飲酒は飲酒。お酒を飲んだら運転してはいけません。

ビール中びん1本飲んだら5時間は運転してはだめ

アルコールが体から消えるまでの時間は個人差があるため、アルコール・薬物3学会は、「飲酒したら運転するまでに[摂取アルコール(g)÷4]時間以上待つ」というガイドラインを出しています。ビール中びん1本には20g(500ml×0.05×0.8)のアルコールが含まれているので、飲んだ後は20÷4=5時間以上運転してはいけません。

重大事故につながる危険性が高い

交通事故を起こしてしまった場合に、飲酒していた場合としていなかった場合の傷害の度合には大きな差があります。飲酒運転では、事故を回避しようとする行動が遅れるために衝突した瞬間の速度が速いことが多く、死亡事故や重傷事故などといった重大事故になる可能性が高くなるのです。警察庁の統計(平成26年)では、飲酒運転による死亡事故率は、飲酒なしの8.7倍となっています。

飲酒状態別・事故内容別 事故割合

(2006年中 普通・軽乗用車が第一当事者となったもの)

出典:「Alcohol Alert」 National Institute on Alcohol Abuse and Alcoholism

注: 数値は呼気中アルコール濃度
出典: 財団法人交通事故総合分析センター 発行 『第10回 交通事故調査・研究発表会』データ

酒酔いと酒気帯びの違い

飲酒運転とは、飲酒後にアルコールの影響のある状態で運転をすることで、事故を起こしたか否かにかかわらず、道路交通法で禁じられています。罰則は飲酒の状態によって2つに分類されます。「酒酔い運転」は、アルコール濃度の検知値とは厳密な関係はなく、アルコールの影響によって正常な運転ができないおそれがある状態で運転することです。それに対して「酒気帯び運転」は、政令で定める基準以上にアルコールを保有する状態で運転することです。

酒酔い運転

アルコール濃度の検知値とは厳密な関係はなく、アルコールの影響によって正常な運転ができないおそれがある状態で運転すること

酒気帯び運転

政令で定める基準(呼気1Lに0.15mgあるいは血液1mlに0.3mg)以上に体内にアルコールを保有する状態で運転すること

たくさん飲んだ翌朝も注意

「個人差はありますが、ビール中びん(500ml)1本分のアルコールが抜けるまでには、体重60kgの人で3時間以上かかります(個人差があります)。 ビール中びん4本を飲んだとしたら、体からアルコールが消えるまでには12時間以上かかります。たくさん飲酒した翌朝、酔いがさめたという感覚になったとしても、睡眠によって早く抜けるというわけではないため、実際には体内にアルコールが残っていることがしばしばあります。同じように、軽く飲んだ場合に仮眠してすっきりした気がしても、実際は、アルコールは体から抜けていないことも多いのです。

まずは適正飲酒を心がけたいですが、前日飲んだお酒の影響が残っているときは、翌日も運転を控えましょう。

運転者以外の人が心がけること

飲酒運転者だけでなく、酒類提供者や飲酒運転の車への同乗者、車の提供者は、飲酒運転を助長し、認める行為であるとして、道路交通法の罰則の対象となっています。車を運転する人にお酒をすすめたり、お酒を飲んでいる人に車を貸したりしてはいけません。運転者がお酒を飲んでいることを知りながらその車に同乗することは、もってのほか。運転者以外の人も、飲酒運転を「させない」ように注意しましょう。

また、運転が禁じられているのは自動車だけではありません。バイクはもちろんのこと、自転車も含まれていることを覚えておきましょう。

  • 飲んだら乗らないを徹底する
  • 代謝の速度は個人差が大きく目安に過ぎない
  • 翌日運転するなら前日の飲酒は控えめに
  • 運転者にお酒をすすめない、飲んでいる人に車を貸さない、運転者が飲んでいることを知りながらその車に同乗しない
宴会などでの教養

宴会などでの強要

宴会を楽しむためにも、イッキ飲み、アルハラは絶対にやめよう

イッキ飲みは急性アルコール中毒の原因

イッキ飲みをして、急激かつ大量にお酒を飲むと、血中アルコール濃度は急速に高まります。体や脳が「これ以上飲むと危険」という信号を発する機会のないままに、ほろ酔いやいい気分を飛び越して一気に脳が麻痺してしまい、ひどい場合は昏睡状態や死に至る危険が出てきます。これが急性アルコール中毒で、イッキ飲みはきわめて急性アルコール中毒を起こしやすいのです。しかも、イッキ飲みをしてから、実際に酔いのピークがやってくるまでには時間がかかるため、飲み終わった後にまだ大丈夫だと思って飲み続けていることが危険なのです。

宴席などで、イッキ飲みをすること、させるような雰囲気を作ることは、絶対にやめましょう。

もしも周りの人が急性アルコール中毒になってしまったら

  • 意識がない場合(昏睡状態、反応がない)は救急車を手配する
  • 一人にせず、誰かが必ず付き添って意識の有無、脈拍、呼吸状態を観察する
  • 横向きに寝かせる
  • ベルトなど身体を締め付けているものは外す
  • 自分で吐けない場合は、無理に吐かせない
  • おう吐した時は、横向きに寝かせて吐しゃ物をよく拭き取る
  • 体温が下がらないよう、毛布や上着などをかける
  • 可能ならば水やお茶、スポーツドリンクなどの水分を補給する

参考文献: 社団法人アルコール健康医学協会「News & Reports Vol.13 No.2」

アルコール・ハラスメント

アルコール・ハラスメント(アルハラ)とは、「飲酒の強要」「イッキ飲ませ」「酔いつぶし」「飲めない人への配慮を欠くこと」「酔ってからむこと」など、お酒の席での嫌がらせ、迷惑行為のことです。

2013年に発表された研究(※)によると、飲酒に関係した何らかの問題行動の被害を受けた人の割合は、男性の38%、女性の26%、合計で31%でした。この割合をもとに、わが国の成人で被害にあった人数を推定すると、およそ4千万人ということになります。

アルハラが起こりやすい状況としては、上司や先輩など立場が上の人による強要、職場の宴席や大学生のコンパなど。場を盛り上げるためのイッキ飲みや、本人の体質や意向を無視して飲酒をすすめることはもちろん、飲めないことを侮辱すること、酔ったうえでの暴言・暴力もアルハラです。「お酒の席だから」という言い訳では済まされない、相手を傷つける人権侵害行為です。

参考文献: 社団法人アルコール健康医学協会「News & Reports Vol.13 No.2」

職場の人の飲酒が原因で困った経験

出典:「Alcohol Alert」 National Institute on Alcohol Abuse and Alcoholism

出典:上記調査より

  • イッキ飲みは急性アルコール中毒の原因になりやすく、体に負担をかけ、生命にかかわる危険な飲み方なので絶対にしない、させない
  • アルハラは人権侵害行為であることを認識し、飲めない人へお酒を強要することは絶対にしない
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