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お酒の文化と効用

日本人とお酒

日本人とお酒

古くから日本人に親しまれてきたお酒

お酒の歴史

人間は、いつごろからお酒を飲むようになったのでしょうか。今から約5000年前に、古代メソポタミアでビールの原型になるものが作られたというのが、一番古い記録です。

日本では、水稲が渡来した弥生時代に、米こうじを使用したお酒が作られ始めたことがわかっています。当時、神様に捧げるものとして作られていたお酒は、江戸時代になると武士や町民などのあいだで日常的に楽しまれるものになりました。

そして明治維新以降、清酒や焼酎といった和酒しかなかった日本に、西洋文化が取り入れられるのと並行して、ビールやワインなどの洋酒が普及してきます。

日本の文化とお酒の関係

神代の時代から、お酒は神様と人間をつなぐものとして存在していました。人々は、収穫された米を神様に捧げる際にお酒を作って供えることで、来期の豊穣を祈願しました。供えられたお酒は、その後の宴会において一同で飲むことになります。神様が召し上がったものをいただくことで、神様との結び付きを強くし、また力を分けてもらうことを期待したのです。

お酒の効用

お酒の効用

正しく飲めば、体にとってお酒は良いもの

お酒の持つ、さまざまな効用

お酒は、はるか昔から世界各地で親しまれてきました。お酒を適度に飲むことは健康に良いとされ、その効果としては、食欲が増進する効果、ストレスを和らげる効果、人間関係をスムーズにする効果などが挙げられます。ただし、これらはあくまで適量を守り、適切に飲酒した場合であることに注意しましょう。

食欲が増進する

少量の飲酒は、胃の動き、蠕動(ぜんどう)運動を刺激します。空腹感が増すことによって、食欲を増進させます。

血行が良くなる

少量の飲酒は、血管を拡張させて血液の流れを良くして血行を改善します。その結果、体が温かくなったり、疲労回復に効果があったり、血管が詰まりにくくなったりします。

コミュニケーションが円滑に

アルコールが体内に入ると、大脳皮質の抑制が解放されます。大脳皮質は大脳の表面を覆っている層で、思考や知覚、運動、記憶などといった機能をつかさどる、人間の行動・思考における重要な役割を持っています。宴会などでお酒が進み、腹を割って話ができたという経験を持つ人は少なくないでしょう。人は、お酒によって抑制が取れることで緊張がほぐれ、普段よりも陽気で快活な性格になったり、会話が弾むようになったりするのです。

ストレスが緩和される

お酒を飲むことは、ストレスの緩和にもつながります。「酒は憂(うれ)いの玉箒(たまぼうき)」という中国の詩人、蘇軾(そしょく)の言葉に由来する表現があります。「酒は心の憂いを掃き去って忘れさせてくれる道具である」という意味で、お酒を飲めば沈んだ気持ちも晴れるということです。もちろん、お酒ですべてのストレスが解消されることはありませんので、適量を守って飲むことが大切です。

体や健康に良い

「酒は百薬の長」とは、中国古代の史書『漢書』に出てくる有名な言葉です。その意味は「酒はたくさんある薬のなかで最もすぐれたものである」というもので、適度のアルコールを飲むことによって心臓病などの循環器系疾患の発病が抑えられるといわれています。ただし、年齢とともに代謝できるお酒の量は少なくなりますので、適量を守って、バランスの良い食事といっしょに楽しむことが大切です。

このように、お酒はさまざまな効用を持っています。適量を守り楽しく飲むことで、お酒の良い部分と付き合いたいものです。

個人差はあるが、適量の飲酒には次のような効果がある。

  1. 空腹感が増し、食欲が増進する
  2. 血管が拡張し、血行が良くなる
  3. 緊張がほぐれ、コミュニケーションが円滑になる
  4. ストレスが緩和される
  5. 体や健康に良い
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