財務戦略
「持続的成長と資本効率の高度化」をテーマに、
構造改革・事業成長による収益力強化と、
事業ポートフォリオの最適化による
資本効率の向上を進め、企業価値向上を更に推進します。
取締役副社長
松出 義忠
酒類事業の成長投資に資本を投下することで利益成長を加速させ、長期視点での更なる資本効率性の向上を目指す
サッポログループは「中期経営計画(2023~26)」で掲げた基本方針「Beyond150 ~事業構造を転換し新たな成長へ~」のもと、「構造改革」と「強化・成長」の両輪による事業ポートフォリオマネジメントを推進し、資本効率及び企業価値の向上に取り組んでまいりました。中期経営計画期間で収益力は大きく向上し、2025年度には、2026年度の財務目標として掲げた自己資本利益率(ROE)8%を1年前倒しで達成しました。
同時に中長期的な企業価値向上に向けた検討を進め、2025年2月にグループ中長期戦略を公表。酒類事業を中核とした事業ポートフォリオへの変革により、更なる成長を目指していくこととしました。その一環として、2025年12月には不動産事業への外部資本導入にかかる一連の取引に関する契約を締結いたしました。今後は不動産事業のオフバランス化により得られる資金を、酒類事業を中心とした成長投資に振り向け、中長期的な企業価値向上を推進してまいります。不動産事業への外部資本導入に伴う資本増加により、自己資本利益率(ROE)は一時的な低下を見込みますが、2030年には8%以上、長期的には10%以上の水準を目標と定めます。
セグメントにおける事業ポートフォリオの強化については、事業ごとのROIC(投下資本利益率)と事業ごとのハードルレート(WACC+スプレッド)を比較し、資本効率を管理します。これにより、事業ポートフォリオの最適化と資産効率の向上を図り、ROEの向上に努めていきます。
財務健全性については、持続的な成長を実現するために格付A格を確保しながら、適切なキャッシュアロケーションを行います。投資については、酒類事業へ優先的に資本投下することで利益成長を加速させ、長期視点での更なる資本効率性の向上を目指します。
株主還元については、適切な利益還元を経営上の重要政策と位置付けており、業績や財務状況を勘案して安定した配当を行うことを基本方針としています。今後の配当水準につきましては、DOE3%以上を目安に、2030年までにDOE4%以上を目指してまいります。2025年度は、先述の方針どおり業績や財務状況を勘案して、3期連続増配となる18円(株式分割後基準)の配当を実施することにしました。また、2026年度から株主の皆様への利益還元の機会を充実させることを目的に、中間配当、期末配当の年2回の配当を行うことといたしました。これらを踏まえ、2026年度の配当については1株あたり年間40円と増配を予定しております。
サッポログループでは持続的成長と中長期的な企業価値向上を実現し、ステークホルダーの皆様のご期待に応えてまいります。株主・投資家の皆様との有意義な対話に向けては、積極的な情報開示・情報発信により、対話の中味を深化し続ける努力をしてまいります。今後とも忌憚のないご意見、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
関連コンテンツ













