研究開発

サッポロビールのコア技術マップ

サッポロビールの研究開発領域を分類・整理し、コア技術マップを作成しました。原料、醸造・発酵、和酒・調合、分析、パッケージングなどの基盤技術から連なるサッポロビールの研究開発における強みをコア技術と位置付けました。今後も、これらのコア技術および技術領域を深め、拡げることにより、未来の価値創造を目指します。

コア技術マップ

栽培技術・育種、遺伝資源

1876(明治9年)の創業当時から大麦とホップの栽培、品種開発に取り組んでおり、大麦では「はるな二条」をはじめとして、昔から広く国産ビール大麦の品質向上、安定生産に貢献してきました。 現在、国内およびカナダでサッポロビール開発の大麦品種が栽培されており、開発された大麦品種は、「旨さ長持ち麦芽」として、サッポロビール製品の原料麦芽に一部に使用されています。また、ホップでは国内最大の遺伝資源を利用し、香りや苦味の優れた新品種を開発し、国内外で品種登録しています。

ユニークアロマホップ技術

ユニークな香りを持つホップ品種(ユニークアロマホップ)を数多く開発し、国内外で試験栽培または商業生産されています。これらのユニークアロマホップはサッポロビール商品ほか、広く世界で使用されているものもあります。また、ホップの品種開発やホップ香気成分の分析手法の開発などホップ品質の向上を目指した関連研究成果は、2018年に農芸化学技術賞を受賞しています。

気候変動対応育種

地球規模の温暖化現象など、将来の気候変動に対応できる大麦、ホップの新品種開発に着手しており、2030年までに気候変動に適応する品種(大麦、ホップ)の登録出願を目指しています。これらの品種を実用化することにより、大麦やホップの生産者や原料サプライヤーなど、ビール産業への貢献と持続可能な原料調達の実現を目指しています。

抗酸化技術

ビールの品質劣化機構解明の研究から抗酸化製造法を開発し、仕込設備と工程操作を最適化し、ビールの品質を大きく向上させる技術「フレッシュキープ製法」を確立しました。また、この研究で解明した仕込工程中の脂質酸化機構は「旨さ長持ち麦芽」(LOXレス大麦)の開発と実用化の基盤ともなりました。ビール品質劣化の理論的解明からその応用までの研究成果は、2000年に農芸化学技術賞を、旨さ長持ち麦芽の原料であるLOXレス大麦品種の開発は2015年の日本育種学会賞を受賞しました。

酵母技術

酵母はビール製造工程において中心的な役割を果たし、ビールの香味に大きな影響を与えています。設計したとおりの品質のビールを造るため、望ましい性質を持つ酵母を選抜すること、それを常に最良の状態で維持していくための技術を日々磨いています。

泡品質技術

原料調達、醸造、包装、流通、ビール提供に至るあらゆる工程での泡品質へこだわりの研究を続けています。これまでの研究成果は、2003年に全日本包装技術研究大会優秀賞、2014年に日本育種学会奨励賞、2015年に農芸化学技術賞、2017年に日本醸造協会技術賞を受賞しています。

ヱビス品質技術

1890年の誕生当時から本物のおいしさにこだわり、そのおいしさを磨いています。
現在も、100年以上継承され続けてきた知見と技術を活かし、また、酵母技術、分析技術、感性科学など総合的な取り組みでヱビスビールの香味について研究開発を続けています。

感性科学

飲食物のおいしさを評価するには、ビール成分など中味を理解するだけでなく、受け手側であるヒトがどのように知覚し反応するのかを理解する必要があります。生理学的・心理学的アプローチでヒトの感じるおいしさなどの感性を評価解析する研究を続けています。

ヒトとAIの協働によるRTDレシピ開発をスタートしており、味覚コンセプトから味を創造する新たな商品開発が可能になっています。

果汁利用技術

自社開発した浸漬酒や、ポッカサッポロフード&ビバレッジ独自のレモン素材など、RTDをはじめとした酒類に広く利用する方法を研究しています。

健康素材 ポリフェノール

ポリフェノール高含有のぶどうの他、ポリフェノールの新たな訴求に向けた原料調査・開発に取り組んでいます。

健康素材 SBL88乳酸菌

抗アレルギー作用を有する微生物を選抜。抗花粉症、整腸、腸管保護、肝機能保護、肌保湿、概日リズム・睡眠改善の健康機能性を発見し、サッポロビール・グループ各社製品への活用や素材販売ビジネスも展開してきました。

生ビール品質技術

ビールのきめ細かな泡は優しい口当たりとともに液面でフタの役割を果たし、味、香り、爽快感を長持ちさせます。サッポロビール独自の樽生ビールサーバーであるセパレシステムやパーフェクトカランの開発により、樽生ビールの理想的な泡、フロスティーミストなど、生ビール品質提供時のこだわりを実現しています。

ecoフレンドリー技術

包装資材のリデュース(軽量化・簡素化)を目的に2023年から、次世代容器包装「ecoフレンドリー」プロジェクトを始動しました。 紙の使用量を大幅削減した環境配慮型の容器包装開発の取組みを続けています。

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