研究開発

大豆で、新しいおいしさを

栄養豊富な大豆に注目

栄養豊富な大豆に注目

大豆は、豆腐、納豆、味噌、醤油、煮豆等、日本の食卓に欠かせない食材や調味料に加工され、古くから利用されてきました。タンパク質に富み、人間にとって必要なアミノ酸20種類全てが含まれております。また、体の中で作り出すことができない必須アミノ酸9種類も豊富に含まれています。特に、米に不足しているリジンを多く含み、米と一緒に摂食することによる栄養価の向上が期待されています。

また、豆乳は「大豆から熱水等によりたんぱく質その他の成分を溶出させ、繊維質を除去して得られた乳状の飲料(「大豆豆乳液」と言う)であって、大豆固形分が8%以上のもの」と日本農林規格(JAS)で定義されています。
2017年(1~12月)の豆乳生産量は、前年比8%増の33万9,281klとなり、7年連続で過去最高量を更新している注目される伸長カテゴリーです。

大豆研究から新しい価値を

大豆研究から新しい価値を

ポッカサッポロは2015年10月に、トーラク株式会社より豆乳飲料・豆乳ヨーグルトの営業権を譲受し、豆乳事業に参入しました。以来、それまでの知見、ノウハウを活かしながら、新たな研究開発、商品開発に取り組んでいます。なかでも豆乳ヨーグルトは、豆乳の発酵に使用する乳酸菌に着目。多数の乳酸菌の発酵に関する研究をすすめる中で、豆乳の有用成分である大豆イソフラボンを発酵によって”吸収しやすいイソフラボン(アグリコン型)”に変化させる能力のある乳酸菌を明らかにしました。その乳酸菌を使用した新商品が2018年3月に発売した『SOYBIO(ソイビオ)豆乳ヨーグルト』シリーズで、豆乳ヨーグルトの健康価値を訴求することに加え、乳酸菌発酵による“とろ~りとした食感のまろやかな味わい”を実現しました。また、その食感やおいしさを数値化して評価するなど、”おいしさ研究”も進めています。

2018年3月には、豆乳飲料や豆乳ヨーグルトの事業領域に新たにアーモンドミルクが加わり、植物性ミルクカテゴリーとしての展開を推進しています。植物性ミルクのおいしさに、その原料由来の成分価値や発酵技術、発酵による機能性を付加することで健康価値を探求し、”健康で若々しい生活を応援”する新しい価値を提供できる商品開発、研究に取組んでいます。

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