サステナビリティ
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次世代育成支援

次世代育成支援

「宇宙教室」の開催

宇宙における「食」の可能性を探るため、2006年より、岡山大学資源植物科学研究所、杉本准教授の宇宙研究が行われています。
そのなかで、サッポロビールの開発した大麦品種「はるな二条」の種子が、国際宇宙ステーションに5か月間滞在した後、地球に帰還し、「宇宙を旅した大麦」となりました。
サッポロビールでは2008年より年に2回、杉本准教授の協力を得て、群馬県太田市にある原料開発研究所の試験圃場で「宇宙を旅した大麦」の子孫を活用した体験イベント「宇宙教室」を開催。近隣の小学生親子とともに、秋には種をまき、翌春には実った種を収穫しています。
こうした体験を通じて、子どもたちの科学や宇宙に対する興味を深めていきたいと考えています。そして将来、イベントに参加した子どもたちのなかから、科学者や宇宙飛行士が誕生することを願っています。これからも、子どもたちの「宇宙への夢」を育てる活動を続けていきます。

「宇宙教室」の開催
「宇宙教室」の開催
「宇宙教室」の開催

VOICE

岡山大学 資源植物科学研究所 准教授 杉本 学 先生

岡山大学 資源植物科学研究所 准教授
杉本 学 先生

「宇宙を旅した大麦」を利用した体験イベントは、私たち人類が大気圏を飛び出して宇宙環境を利用したり、宇宙で生活したりすることが夢物語ではなく、実現に向けた研究が精力的に行われていることを子どもたちに伝える、絶好の機会です。宇宙と子どもたちをつなぎ、未来への掛け橋になることを願っています。

海洋保全に配慮したマダイの養殖飼料の開発支援

海洋保全に配慮したマダイの養殖飼料の開発支援

商品技術イノベーション部(静岡工場内)は、2022年7月から静岡県立焼津水産高等学校が行う、ビール製造工程で出るモルトフィード(麦汁を製造した後に残る麦の皮など)を一部配合した、海洋保全に配慮したサステナブルな飼料で養殖マダイを育成する研究に、モルトフィードを提供しています。養殖飼料の主な原料である天然のカタクチイワシの資源量は近年減少し、他の海洋生物に大きな影響を与える一方、世界的に水産物の消費量が激増し今後の水産資源の持続可能な利用が厳しい状況となっています。海洋環境保全のためにも、世界で生産されている水産物の半分を占める養殖業をサステナブルなものとし、天然魚に代わる原材料の開発が望まれています。今回の成果では、同飼料を与えた養殖マダイは一般の養殖マダイと比較し遜色ない香味品質となり、水産用飼料への利用の可能性が広がりました。当社は今後も同校に協力し、よりサステナブルな養殖業の発展に取り組んでいきます。尚、同研究は3月30日に開催される日本水産学会春季大会高校生の部で発表予定です。

職場体験・インターンシップなどの受け入れ

サッポロライオンでの職場体験
サッポロライオンでの職場体験

サッポログループでは、次世代を担う子どもたちのために中学生を対象とした職場体験学習や、高校生・大学生対象のインターンシップの受け入れを行っています。サッポロライオンでは、仕事の体験を通じて、働くことの大切さや、将来の社会との関わりについて、考えを深める場を提供しています。

交通安全活動の実施

サッポログループ物流は、子供たちが笑顔で暮らせる安全な社会を目指し、地元の保育園のお子さんや保育士さんをお招きし、2017年から交通安全教室を実施しています。2019年には北海道支社(北海道恵庭市)、静岡支社(静岡県焼津市)、九州支社(大分県日田市)において物流協力会社と共同で、各地の交通安全協会 講師による正しい信号の渡り方や道路の歩き方を学び、トラックやフォークリフトの乗車体験やトラックの運転席からの死角体験を行いました。
また、各地において社員が街頭に立ち、通行する車両へ安全を呼びかける「旗振り活動」の実施、地元交通安全協会主催の「トラックパレード」への参加など、地域とともに安全に対する啓蒙活動を行っています。

交通安全教室 交通安全教室 交通安全教室

子どもたちへ向けたスポーツ振興イベントの実施

サッポロビールは、JAL(日本航空)様、北海道新聞社様と共同し、北海道の子どもたちにスポーツに親しんでもらうイベント「ジュニアスポーツチャレンジ!」を2017年から開催しています。プロ選手による子ども向けの講習会などを開催し、道内の子どもの体力・運動能力の向上や地域活性化など課題の解決にも取り組んでまいります。

子どもたちへ向けたスポーツ振興イベントの実施 子どもたちへ向けたスポーツ振興イベントの実施
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